正しくダイエットしましょう

お久しぶりです。ゴールデンウィークもあっという間に過ぎてしまい、ブログをすっかりさぼってしまいました。

3月から夫がユーチューブ「廣田ボディビルちゃんねる」を始めたので、その制作協力にいろいろと気を取られていて、書く余裕がありませんでした。

な~んて言い訳してしまいましたが、予想以上のチャンネル登録ありがとうございます!コメントを一つ一つこまめに返信している夫の姿には感心しておりますが、おかげで最近は、私の言うことは上の空になりました!!(怒)

それにしても本当に困りましたね。新型コロナウイルスにこんなに長期間振り回されることになるとは誰も予想していなかったことです。

経済活動云々以前に、自分の体を守ることさえ大変な時代になってきました。

入院を必要とする人が入院できない、いつまで待たされるか分からないでは、体調だけでなく気持ちもさらに追い詰められます。今感染していなくても体調不良や心の病予備軍の人は、悪化しないように気を付けましょう!

コロナ禍で運動不足の人が増えましたね。そこで「ダイエット」の方法を検索する人が増えています。ダイエットというと一般的には食事制限です。そこで目につくのが

「1ヶ月で5kgやせた」

「3か月で20kg落とせた!」

などという急激な体重減少の謳い文句。こういう言葉に引き寄せられるあなたは、ダイエットに失敗します。急激に痩せるためには、食事を極端に減らす、またはカロリーの吸収を妨げるものを摂取するということです。その結果1か月で5kg減らせたとしましょう。そのあとは必ずリバウンドします。

なぜかわかりますか?減った5kgの内訳は脂肪だけではないからです。食事を減らして体脂肪だけ減るなら、誰でも簡単に痩せられます。しかし実際にはカロリーが足りない状態になると、体は脂肪だけでなく筋肉も分解してエネルギー源として使ってしまいます。ということは筋肉量が減って、基礎代謝が下がります。5kg減った後も頑張って食事制限を続けたとしましょう。以前より少ないカロリー消費で済むようになった体には制限しているつもりの食事量が十分な量になっています。もう体重は落ちないのです。そこでイライラしてつい食べ過ぎてしまうと一気に過剰になったエネルギーが脂肪に変わります。その時には筋肉は増えません。増えるのは脂肪のみ。

つまり急激な体重減少は基礎代謝を下げ、痩せにくい体へと導くのです。ダイエットしたつもりが筋肉を落とし、脂肪を増やす結果になります。

こうした間違ったダイエットを繰り返す人が結構多いのには驚かされます。ダイエットするときになぜ運動をするのか?その理由は筋肉を維持するためです。カロリーを消費するためではありません。たしかに運動するとエネルギーを消費します。しかしよほど頑張って行わないと、思ったより消費量は少ないのです。運動したから少しは食べても大丈夫といつもより摂取カロリーを増やしてしまい、全然痩せないと言っている人も多いですね。失敗の原因は急ぎすぎなのです。

「急がば回れ」ということわざの通り、ゆっくりのんびり継続すればダイエットは成功します。

運動(筋トレ)は基礎代謝が落ちないよう、筋肉量の減少を防ぐために行います。筋肉を動かすことは心の健康を保ち免疫力の向上にも役立ちます。左右対称の筋肉運動は姿勢が改善され、内臓の働き、神経の働きも良くなり、代謝を高めます。ストレスの発散や頭痛、肩こりの解消にもなります。

「私は体力がないから」「運動やったことが無いから」「もう年だから」など運動したくない理由はいくらでもありますが、やる理由はただ一つ。「健康体でいたい」

どんなに運動が苦手な人でも出来るのが筋トレです。自分に合った負荷で左右対称に筋肉を動かすので安全です。筋肉モリモリをイメージする人が多いと思いますが、そんな簡単に筋肉は付きません。今までよりほんの少し負荷をかけ続けることで日常生活の中で体が楽に動くようになったと実感できます。階段の上り下り、朝布団からの起き上がり、風呂掃除など、いつもより楽になるはずです。

筋肉は生きていく上で絶対に必要なものだし、減ってしまうと歩けなくなる、動けなくなる、死に近づくということになります。そこまで極端でなくても、ダイエットは筋肉無くして成功しません。筋肉の多い人ほどカロリー消費量が増えます。筋肉の少ない人が食事だけでダイエットすると、ますます筋肉が落ちて体が危険な状態になります。

ボディビル競技、フィットネス競技に出場する選手は、夏の大会シーズンに向けてダイエットを始めますが、筋肉を出来るだけ維持して脂肪を落とすために、摂取カロリーを減らして1ヶ月に多くても3kgまでの減量を目標にします。それ以上落としたら必ず筋肉が落ち、見た目がやつれて成績も落ちてしまいます。

どんな人でもダイエットして健康的な体になりたいと思うはずです。ダイエットして不健康、体力不足に陥りたいと思う人はいないはずです。

ですから正しく安全にダイエットするためには、働いてお金を貯めることと同様、筋肉を貯めていく「貯筋」は大切です。

それと同時に、食事内容も偏らないようにバランスよく摂ることが大切です。筋肉を維持するためにタンパク質を多めにし、エネルギー源の炭水化物を少なめにしましょう。気を付けなければいけないのは、炭水化物を減らしすぎないことです。早く結果を出したいがために、炭水化物をカットしてしまうとエネルギー源が無い体は脂肪だけでなく筋肉も消費してしまいます。エネルギーとなる炭水化物をちょっと足りない状態にするのがダイエット成功のコツです。

ダイエット中に体がだるい、疲れやすいと感じた時には、総合ビタミンミネラルのサプリメントを摂ることをお勧めします。食事の量を減らすと、必要なビタミンミネラルが一部不足しがちになります。そんなときにはサプリメントの力を借りることで栄養バランスを保てます。

多くの情報の中から自分に合ったものを見極める目を持った人はごくわずかです。多くの人は、まともな方法よりも「短時間で」「効率よく」「これだけで」といった言葉に引き込まれます。つまり自分の努力がいかに最小限に抑えられるかが選択基準となっているのです。

ダイエットも筋肉をつけることも近道はありません。急激な体の変化は体に負担をかけ、健康を害することにつながります。早く効果が出ると謳っているダイエット法は一時的な効果で終わり、健康体からは離れていくことを覚悟してください。

自分の体は毎日自分で作っています。「食事、運動(活動)、睡眠」この繰り返しで自分の体が形成されていきます。脂肪が増えても減っても、誰のせいでもなく責任は全部自分自身にあります。

どんなことでも育てることは時間がかかります。時間がかかるからこそ、毎日の繰り返しは重要です。自分の体を健康体にしたいなら、日ごろの生活習慣を見直しましょう。週2回以上の運動、バランスの取れた食事と決まった食事時間、総カロリー、7時間の睡眠時間確保。

今、人類は新型コロナウイルスに脅かされて、健康がいかに大事かを痛感させられています。自分でできることをおろそかにして、便利なものを探し、他人を頼りにするのはやめましょう。自分の体は自分でしか守れません。体調不良の時には必ず体に悪いことをしています。毎日の生活を見つめなおして、強い体、強い心を育てましょう。

ダイエットは体重を減らすことではなく筋肉を増やすことだと理解できましたか?

健康な体作りに一攫千金はありません。地道な積立貯筋で一歩ずつ築き上げていきましょう。

廣田ボディビルセンターは運動指導、食事指導、身体の矯正、体のあらゆる改造のお手伝いをいたします。

2024年3月
« 2月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31