筋トレ初心者のジム選び

廣田ボディビルセンター36年目を迎えました。早いものですね。しかし筋トレの基本は昔も今も変わりません。

私が筋トレに目覚めたのは38年前。その頃世間の目は「変わり者」😓扱いでした。男性のムキムキは気持ち悪い!女性が筋肉をつける必要は無いと言われたものでした。

それが最近では、ネットやTV、ラジオからも頻繁に筋トレの話題が流れてきます。老若男女から「筋トレしなきゃ!」という声が聞こえてきます。健康志向と筋トレが結びつくのは良いことですね。

街のいたるところに24時間ジムや女性専用ジムなど非常に多くのジムが急増し、誰もが筋トレ出来る環境になりました。

ところが、増えれば増えるほど、「どんなジムが良いのだろう?」「自分に合ったジムが分からない」という人が増えてきました。

ジムを選ぶ際に気を付けるポイントは、性別や年代によっても異なりますが、本人がどんな指導を受けたいかをしっかり考えるのことが大切です。ではジム選びのポイントを紹介します。

予算

予算に制約がある人も多いでしょう。安く済ませるには、自宅に作ったトレーニングスペースや、無人の24時間ジムなど格安で好きな時間に利用できるところが良いと考えられます。

しかし、初心者がいきなりバーベルやダンベル、マシン類を前にして、どの器具をどんな風に使えば良いのか戸惑ってしまうと思います。また間違ったやり方を身につけてしまい、体を痛めてしまったり、思ったより効果が出ないということになりがちです。

YouTubeやブログ、雑誌などである程度は自分で学ぶことも可能ですが、YouTube動画は自己流が多いですし、間違った受け止め方をしてしまう場合もあります。参考程度に留めましょう。何をやっていいか分からない人は料金だけで選ばず、トレーニングの基本が身につくジムを探しましょう。そのためには経験豊かなトレーナーさんが必要です。

初心者は多少高い料金でも、良い指導者がいるジムを選ぶことをオススメします。

しっかりした目標が無く、周りがやっているから自分も筋トレしてみようかなという人は、残念ながらジムに入会しても続きません。料金が高くても安くても結局もったいないパターンです。目的意識をしっかり持ってからジムに入会しましょう。

お金に余裕のある人は、パーソナルトレーニングを利用することで効果が早く出るでしょう。しかし、トレーナーさんの言うがままにトレーニングしていると、自ら学ぶ姿勢が無くなり筋トレの基本が身に付きません。いざ自分一人でトレーニングしようと思うと何をどれだけやれば良いのか分からなくなってしまいます。😫それでは勿体ないですね。「自分の体は自分で作る」という意識を持ちながら筋トレを学びましょう!

目的

筋トレを始める目的は人それぞれです。ダイエット、体質改善、体力作り、競技スポーツの補強、リハビリなど、目的に合ったジム選びができてこそ費用対効果が高いと言えます。

1.ダイエット

ダイエットに必要なのは、まず食事管理です。どんなに運動しても消費カロリー以上に食べてしまっていては体重も脂肪も落ちません。食事管理を徹底することが一番の早道です。運動するのは、脂肪と同時に筋肉が落ちてしまうのを防ぐためです。体力が低下しては元も子もありません。健康的に痩せたかったら、食事指導のできるトレーナーさんがいるジムを選びましょう。短期間にどうしても痩せたいという人は、「〇〇ザップ」にお金をかけるのも反対はしませんが、急激な減量の後にはリバウンドが待っています。せっかく痩せても、それを維持できる強い意志と知識が無ければ元の木阿弥です。

ダイエットはゆっくりと長く行うほど成功します。

ダイエットだけでは物足りず、ボディビルやフィットネスの大会に挑戦したいという意欲がある人は、競技団体に加盟しているジムを選ぶとルールやポージング指導が受けられます。

 
2.体質改善・体力作り

普段、便秘気味であったりアレルギー体質、風邪を引きやすいなど、虚弱体質気味の人に筋トレはピッタリです。腹筋運動は胃腸の働きを改善し、筋肉をつけることで皮膚の新陳代謝も良くなります。アトピーなどの皮膚疾患が改善しやすくなります。普段の階段の上り下り、布団干しや買い物袋を運ぶときなど、日常生活の中でも動きが楽になり効果を実感できるようになります。

特に中高年になると、体力が低下している、血圧が高い、糖尿病予備軍、腰痛、肩こり、関節痛など、不調の原因がいくつも出てきます。体の不調を感じている人が筋トレをする場合、逆に痛めたり、調子が悪くなったりしないか不安でしょう。そのため自己流でのトレーニングは出来るだけ避けて、経験豊かなトレーナーの指導を受けた方が無難です。不調な症状、事故歴、持病歴などがある場合は、必ずトレーナーさんに伝え、その上で適切なプログラムを組んでもらうようにしましょう。

3.競技スポーツの補強

ボディビル競技だけで無く、野球、水泳、陸上、テニス、バスケット‥‥ とあらゆるスポーツに筋トレは必要とされています。競技に特に必要な筋力をつけるためだと思っている人が多いと思います。しかしそうでは無く、上下左右の筋肉のアンバランスを整えることが最大の目的です。スポーツは、特に球技などは、非常に片寄った筋肉の使い方をします。利き腕ばかり使って球を投げたり、ラケットを振ったりしますよね。また、上半身を主に使う競技、下半身を主に使う競技など、競技によって発達しやすい筋肉が違います。しかし、全体の筋肉のバランスが悪いと、良いパフォーマンスを出すことは出来ません。競技スポーツ選手にとって怪我は命取りです。バランスの良い筋肉を作ることは怪我の予防につながります。大リーグの大谷選手も怪我の予防のために筋トレと食事に気を遣う毎日だと思います。

経験豊富なトレーナーやその競技専門の知識を持つトレーナーの居るジムを選ぶことで、競技力の向上につながります。

4.リハビリ

事故で骨折した、あるいは病気で麻痺が残っているなど、通常の動きが出来ない人でも出来るのが筋トレです。身体の一部が思うように動かせないと、運動量が極端に減って、体力が落ちてしまいます。しかし部分的に出来るのが筋トレの良いところですから、動かせる部分だけでもトレーニングすることで体力の低下を抑え、血流を良くし、怪我や麻痺の回復を早めることが出来ます。何も出来ないと落ち込む前に、使える筋肉を動かして回復に努めましょう。体の症状に対処できるトレーナーに相談し、無理のないリハビリを行いましょう。

 

 

距離

効果を出すには、トレーニングは最低週2回は必要です。自宅や職場からなるべく近いところで理想のジムが見つかれば最高です。しかし無人や経験の浅いアルバイトのトレーナーしかいないジムでは不安ですよね。理想のジムが遠方の場合は、近場でとりあえずトレーニングする場を確保しましょう。そして、指導力のあるジムへは月1回など単発でパーソナル指導を受けに行くと良いでしょう。「継続は力なり」です。継続できる環境を作ることが最優先です。

終わりに

以上のように、筋トレを始めるに当たっては、自分の目的に沿う指導が受けられるジムを探すことが大切です。

「今なら入会金無料!」「入会者には〇〇プレゼント」など春先には魅力的な宣伝文句が並びますが、値引きやおまけをもらいに行くのが目的ではありません。自分に必要な指導がうけられるかどうかを最優先に考えて選びましょう。

筋トレは老若男女誰でも行える安全な運動です。しかし効果を出すには必要な知識と時間が必要です。どんなマシンがありどんな雰囲気なのかも気になりますが、まずは目的に応じた指導が受けられるジムを探しましょう。

廣田ボディビルセンターでは、カッコイイ体づくりを目指す若者から老後の自立した生活を目指す中高年まで、それぞれの年代に応じたトレーニングメニューを提供しています。もちろん希望者には食事指導も行います。体の悩みを解決できる「ヒロタ施術院」もあります。

通える範囲にお住まいの方はお気軽にお越しください。昭和の雰囲気漂うジムです。(^_^) 見学希望の方はこちらからお願いします

2024年4月
« 2月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930