金メダリストの不祥事がTVニュースで流れると、スポーツに携わる人はがっかりします。
いくらメジャーなスポーツでも、日本ではメダリストが将来を約束されているわけではありませんから、いくら実績があっても、そのあとの人生は自分で切り開いていかなければなりません。
せっかく自分の得意なスポーツを仕事に出来たのですから、もっと慎重に気を引き締めて取り組んでほしかったですね。
チャンピオンは現役時代はチヤホヤされますが、ピークを過ぎ、注目度が下がってからが、その人本来の実力が試される時です。過去の栄光をいつまでも鼻にかけて生きられるほど世の中甘くありません。
自分がメダリストになった陰には多くの縁の下の人間がいたことに感謝の気持ちを持って、恩返しのつもりで今後の人生を歩んでいけば、間違いはないと思うし、そんなメダリストの後ろ姿を見て、次の選手が育つのだと思います。
先日、2013年のワールドゲームズのちらしを見ていたら、ボディビル競技が無いことに気付きました。問い合わせてみたところ、外されたということです。
前回の台北・高雄大会でボディビル競技者から陽性者が出たら、次回は外すと言われていたにもかかわらず、陽性者が出たそうです。
日本選手がどんなに一生懸命アンチドーピングに取り組んでも、世界が一つになって取り組まなければ水の泡です。自分が勝つことだけを考え、国の代表、競技の代表としての自覚がない選手がいたために、世界中の選手が辛い思いをしなければなりません。
これではオリンピック競技を目指すどころでありません。信用回復に取り組むことから再スタートです。そのための第1歩がクラシックボディビルやフィットネス競技なんですね。
これからのボディビル競技はバランス重視になります。若い選手やこれから始める人たちのためにも、早くクラシックボディビルを普及させる必要がありますね。
薬物で作られた着ぐるみのような体は、不快感があります。
すばらしい、気持ちの良い体作りを目指しましょう!