審査員の辛さ

昨日は、東海ボディビル選手権大会の審査員で、静岡県島田市民会館へ行ってきました。

井村理事長と私は、静岡県大会の方も引き受けてしまったため、東海5カテゴリーと静岡県4カテゴリーの9カテゴリーをピックアップも含め、ほとんど休憩時間なくぶっ続けの審査だったので、目も頭も疲労度100%!

東海男子一般の部は、審査が大変なことは承知していましたが、今回、60歳以上の部の出場者が11名もいて、それも皆甲乙つけがたい選手ばかり。筋肉の厚みはあっても腹筋が緩く、たるみが目立つ選手と、細いけれども腹筋がきれいに割れてしわの少ない選手とどちらを上に評価するかが審査員によってばらばらだったと思います。

それに、最近は一般の部でも年齢層が幅広いので、同じように筋量があっても、よく絞れていて年齢を感じる体と、いまひとつゆるさを感じる若々しい筋肉とどちらが上かいうことも、審査員の好みや微妙な基準の差で評価が分かれてしまいます。

審査結果にバラつきが大きいと、大きく外れた審査員はいい加減ではないかと思う人もいるかもしれません。

だけど、審査員は大会時によいと思った人順につけていることは間違いありません。以前にもブログに書いたことがありますが、評価が大きく分かれている選手は、順位だけでなく、それだけ見方によって良くも悪くも見えるのだということを自覚して今後のトレーニングに生かしてもらいたいと思います。

間違っても、自分を悪くつけた審査員を嫌ったり、悪く思われているなんていう思い込みはやめてくださいね。

審査員は選手全員を愛情を持った目でみているのですから。

自分が選手をしているだけに、真剣に評価しているつもりですが、それでもやっぱり選手の立場からすると、一つでも悪い評価がついていると、ショックですよね。

でも、実力以下に評価されたと感じても腐る必要はありません。その分「ナニクソ!」と思って頑張れるからです。

逆に実力以上に評価されたと感じた場合は「棚ボタ!」と喜んでいる場合ではありません。棚ボタは一度きり。次からは厳しい目で見られます。

自分の思っていた評価より下だったぐらいで腐ってやめてしまうのは、努力の放棄で、もちろん問題外ですよね。

経験の浅い若手選手の皆さんが続けて出場してくれることを私としては一番願っています。(^ ^)v

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